福岡県内70蔵のお酒が全て揃う店、友添本店。
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高田

明治35年焼酎造り創業の伝統と革新的商品開発

江戸時代から続く庄屋「高田家」の9代目が明治35年に焼酎造りを始めたのが始まりとされています。

当時誕生した銘柄は「秋穂」、唯一の銘柄でした。完全手作りの「秋穂」は、品質に特別自信がありました。今もなお味には、一番の自信を持っています。年間出荷数量570石、従業員数6名の看板がない小さな蔵元です。「量を追わない、質を高める」が蔵の基本姿勢。地元の契約農家の無農薬米や自家栽培米を使用するなど、自然志向の少量生産に徹しています。100年の歴史を持ち、創業以来の麹室や和甕を使い、手造りにこだわっています。

代々当主は、又助を襲名し、12代目又助さんは、高田啓世(たかひろ)社長で友添と一つ違いの61才東京農大の出身です。ナデシコ、つるばら、シャクナゲ、アベリアなど12種類の野生の花酵母を使用した常圧、減圧蒸留の焼酎を製造しています。

農大の研究室より酵母を持ち帰ったことから始まった花酵母は、もともと清酒用の酵母として見つけられたもので、焼酎で使用するには白麹や黒麹菌が作り出す酸に対して抵抗力が弱い為、発酵力が弱くもろみ管理が困難と言われます。高田酒造場では長年の研究によりこの問題を克服。それぞれの花酵母の個性を生かした焼酎を造っています。その評判は全国に広がり、「花酵母の蔵」という代名詞が付けられるまでになりました。

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高田酒造場は平成15年に鉄筋2階建ての仕込み蔵を新しく建て替えました。地元産の杉を活用し、新築でありながらとても落ち着いた外観。同年に創業100周年を迎え、それを記念して創業時に発売された銘柄「秋ノ穂」の製造を12年ぶりに復活。高級酒米を原料に、甕にて仕込みと貯蔵をします。これに自家栽培の山田錦を使用した全麹仕込みの原酒を加え、常圧蒸留しています。

「米焼酎で日本酒のような甘みと味を出したい」という高田酒造場の想いを叶えた、蔵が自信を持ってお薦めする逸品です。

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日本三大急流の一つ球磨川のすぐそばに高田酒造はあります。
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水がきれいで盆地なので日本でも有数なお茶畑も広がります。

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12代目啓世さんと同じ東京農大醸造学部出身の恭奈さん。帰って来るやリキュール免許にて熊本県名産の美味しいフルーツを使って数多くのフルーツリキュールに挑戦!

学生時代からはまりだしたクラフトジンを造りたいとスピリッツ免許を苦労の末に税務署より頂いてから一気呵成に商品開発に勤しんで新ジャンルクラフトジンの完成デビューを果たしました。

球磨焼酎「あさぎりの花」をベースにした、熊本初のクラフトジン。ボタニカルには、ジュニパーベリーをはじめ、熊本産の柑橘類(晩白柚、不知火柑、甘夏、晩柑、はるか、ゆず)の皮や、天草で育ったローズゼラニウムなどを使用した熊本が詰まった1本です。

香り、うま味を残すため、軽く濾過しているため、ロックや炭酸などで割るとうっすらと白く濁ります。色の変化もお楽しみいただけます。ストレート、ロックで少し味わってもらった後に、炭酸やトニック、ジンジャーエールなどでお好みに合わせてお楽しんでいただけます。

令和2年7月4日に襲った球磨川の大反乱により人吉球磨地方は、大災害に見舞われましたがその中にあって、一点の朗報が、舞い込んできました。それが下記です。

これから益々品質の高田酒造場として美味しい酒を提供し続けていただけることでしょう。

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オークロードなどの原酒が眠る100年石蔵
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