福岡県内70蔵のお酒が全て揃う店、友添本店。
福岡の希少な地酒を博多からお届け。

亀の尾(福岡)

朴とつとされた伊豆社長とお話をさせていただくと悠久の300年の歴史を感じます。
300年の間には、山あり谷ありの社歴があり、それをひとつづつ乗り越えてきた強さを歴史として、感じているのでしょう。
さて、伊豆本店さんは、創業は、1717(享保2年)。享保の改革で名将軍と讃えられた8代将軍徳川吉宗の時代です。黒田藩から酒造株を贈られ、宗像の地にて酒造りを始め今日に至りました。

銘柄「亀の尾」は、幻の酒米と言われた酒造米の亀の尾に因んで付けられました。酒米「亀の尾」は、山形県余目村の阿部亀治という米作りの研究家が改良に改良を重ね苦心して開発した米です。山形から酒米「亀の尾」を九州に伝えたと言われています。一度は、戦時中に姿を消しました。ですが、第11代蔵元が「亀の尾に優る酒米なし」と長年酒造りの蔵人達の間で言い継がれてきた言葉を現実のものにしたく幻の酒米の復活を試み、福岡県の農業試験場と契約栽培を行い酒米を復活することができました。
九州・福岡の地に「亀の尾」が誕生し、脈々と造り・醸し続けておられます。さあ一度、九州で息づいた「亀の尾」をご賞味ください。

◎蔵元情報
合資会社伊豆本店
創業 1717年(享保2年)
〒811-4152 福岡県宗像市武丸1060番地
TEL.0940-32-3001
代表者 伊豆 善之

1717(享保2)年創業。酒米は極上品種の「亀の尾」。戦前、新潟県の名酒を全国に流行させた後、「幻の名酒を復活させたい」と11代目社長の伊豆善也が7年がかりで収穫に成功し、1989年、酒米の名前をそのまま冠した 大吟醸「亀の尾」をよみがえらせた。現在、蔵元の長女伊豆美佐子氏が、宗像市長で活躍中です。(2021年現在)

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