福岡県内70蔵のお酒が全て揃う店、友添本店。
福岡の希少な地酒を博多からお届け。

八千代伝

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根本から覆した常識

父八木栄寿会長・健太郎社長・大二郎杜氏と父子鷹で2004年から復活蔵として誕生しました。
芋焼酎界では、麹の魔術師とも評され、2011年現代の名工を業界初受賞した吉行(よけ)正巳杜氏から大二郎氏が薫陶を受け現在に至っています。
まず、美味しい焼酎を醸すには、原料である芋が最高のものではならず、また、新鮮であればあるほどいい。
ならば自分で作るしかない。と思い実行する。実行したところ多くの気づきが生まれる。

朝7時から仕込みの量だけを掘ることで今、掘るべき最高の芋圃場を決めその量だけ素早く蔵に持ち帰り、洗い、皮をむき、粉砕して、仕込む、その作業が2時間以内で完了するので芋が全く腐らない、ヘタレ無い、瑞々しいでんぷんが溢れんばかりに噴出している。
逆に芋の性質を熟知することで熟成にも挑戦できた。
株式会社だったものを敢えて農業法人格に変えてまでの心意気です。

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ぽつんと1軒家

鹿児島中央駅から桜島へ向かうフェリーに乗り、そこから車で垂水市へ向かい山へ山へ道なき道を上っ行くと、ここ八千代伝酒造猿ヶ谷蒸留所があります。広大な敷地の中、山の起伏を利用した造りに貯蔵所や原料処理・保存場など効率よく清潔に配されています。

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蔵全景
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農場は、いろんなところに

丁度お伺いしたときは、10月初旬、お米に稲刈りと芋畑のいい時期でしたので、見させていただきました。
山の中の道なき道を風を切って運転していただき数か所を回りましたが、効率性を求めているのに何故だろうと思いお聞きすると、御多分に漏れず生産者の高齢化問題でこれだけエネルギッシュに頑張っている若者たちにうちの畑も面倒見てくれ田んぼもよろしくと託されているので、昨年の13倍の広さになり点在しているのだそうです。

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焼酎づくりの新たなる挑戦

すでに農業法人化し、テロワールを生かしドメーヌ焼酎(ドメーヌとは、フランスのブルゴーニュ地方で使われる言葉で、自分でブドウの栽培から醸造、熟成、瓶詰めまでを行う生産者のことを指し、その多くは家族で経営を行っています。)を完成させました。

次なる挑戦は、究極の芋焼酎!
芋の糖度は約8度程度それをアイスワインのように限界まで糖度を上げる製法を研究し、蒸上がった糖度は、なんと50度!はちみつやジャムのイメージしかありません。 そこまで上げた原料を開発し商品化させました。
また、これを凍られて抽出もし商品化に至っています。まだまだ新たな挑戦がとても楽しみな八千代伝酒造に目は離せません。

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八千代伝酒造 蔵人憲章 五ヶ条のご紹介

  • 一. 本物をつくれ、そして自らが本物になれ
  • 一. 信念をもって王道を往く、決して覇道を求めず
  • 一. 「百匹の猿」の一匹にならん
  • 一. 楽しく夢を語れ、そして胸を張って前へ進め
  • 一. 思いはひとつ、うまい焼酎を造ること 必ず夢は叶う

自由たること。

義務と責任を全うし、“自由”を人生の中で創造する。楽しければ続ければいいし、息苦しければ離れればいい。義務と責任以外で雁字搦(がんじがら)めなことなど無いと思う。

四代目当主 八木健太郎

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